車間距離

 若葉マークを付けた車や教習車を見かけた時、
何となく長めの車間距離を取ってしまった経験ないですか?
 若葉マークの人でも、もしかしたら自分より運転がうまい人が
乗っているかもしれませんよね
 若葉マークだから運転が下手、災いに巻き込まれたくという気持ちから
長めの車間距離を取ることで、勝手な安心感にしているのではないでしょうか。

 若葉マークや紅葉マークを付けている方はほんの僅かですし
前の車のドライバーの運転技量なんて分からないんですから。
勿論マークを見かければ車線変更の時など、
譲って上げたり、道をあけてあげたりと、
優しく接していらっしゃる方も沢山いらっしゃると思います。

自分の気持ちに余裕があって寛大なときは優しくなれるし
気持ちに余裕が無い時、気分が沈んでいる時は
きっと余分に車間距離を取っているかもしれませんよね。
それって人と人との者間距離でも同じことが言えるのではないでしょうか。

 同じ視覚障害者でも病気やケガによって感じが全然変わります。
目が開いていて見かけ上は視覚障害者と分からない人、
目の色や動きが悪かったり、まぶたが閉じたままになっていて
すぐ視覚障害者と分かってしまう人。
 ふたりの視覚障害者がいたとしたら、
前者に話しかける健常者の方が多いのではないでしょうか。
 つまり、後者に対しては無意識に者間距離をとってしまうのです。
補聴器を付けている人、全ろうで手話で話している人と黙って歩いている人、見
かけ上分からなくても義足をしている人、精神科に通院していて薬を飲んでいる
人、見かけ上健常者と何ら変わりない人と健常者が普通に話をしていたのに
精神科に通院していて薬を飲んでいると分かった時、
義足をはめていると分かったとき、
視覚や聴覚にハンディがあると分かったとき、
知らないうちに者間距離を広げてしまう人も沢山いるのではと思います。
でも、者間距離の取り方もいろいろで声を掛けたくても
声のかけ方が分からなくて者間距離を置いてしまう人、
興味本位で者間距離を縮める人、
親近感を感じて握手が出来る範囲までの者間距離を取ることができる人、
いろいろだと思います。
障害があっても活発に社会参加される方も沢山いらっしゃる訳で
健常者もハンディを持った人もお互い
者間距離の調節をしながら、もどかしさや歯がゆさを克服しようと
しているのではないでしょうか。

健常者は自由に動き回ることが出来、
パソコンなども自由に利用することが出来ます。
ハンディがある人に比べたら同じ時間でも
数倍の仕事をこなすことが出来るでしょう。

イベントの打ち合わせや企画書作りなどをする際にも
ハンディのある人は自由に動き回れることが出来ず
車に乗ることが出来なければ外部との交渉も思うようにできないでしょう。
パソコン環境が悪ければ自由に使うことも出来ません。
必然的に健常者が優位になってしまうのは事実です。
そんなとき、潜在的に健常者は優越感を感じたり
プライドが高くなってしまうようです。
ハンディを持った人と話すことで
共感することができ、親近感を感じ、
お互いに遠慮無く何でも言い合えることが出来る関係になれれば、
健常者の潜在的な優越感やプライドも消え、
自然な付き合いになっていくはず。
者間距離が縮まりすぎて衝突が起こるまでとは言いませんが、
握手や名刺交換が容易に出来るぐらいの者間距離(心の者間距離)を
とることができれば偏見や差別が無くなり
豊かな人間関係ができあがっていくのではないでしょうか。
でも、人と人との者間距離の取り方って
そのときの気持ち(寛大か余裕がないか)
個人の価値観や思いこみで全然変わってしまい
誤解を招いたりすることも多々あるはず。
でも、話せば分かるはずなので
「どうなんだろう、どう思っているんだろう」と思ったときは
きちんと相手に気持ちを伝えましょう。
人は思いがあればちゃんと分かり合えることが出来ますし、
者間距離の調節もうまくできるはず。
視覚や聴覚に障害があるから、車椅子だからと、
聞きたいことや言いたいことを遠慮したり
我慢している健常者の方も沢山いらっしゃると思います。
でもそれは違います。情けでも思いやりでもありません。
言いたいことが言えなくてもどかしく感じる事を言わないで
者間距離をおいたり歯がゆく思ったりしていることは
かえってハンディを持った人を傷つける結果になることもあるのです。
ハンディがあったって無かったって同じ人間です。
思ったことは口に出さなければ通じません。
100m 50m 30m 10m 5m 1m ...
相手を尊重しながらも、自分らしく、深入りしすぎず、かといって離れすぎず、
渋滞や信号待ちが無くて、スイスイ走っていけるような
そんな者間距離が保っていけるように私自身も優良ドライバーに
ならないとだめですね。

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